広告企画

2018年3月12日 (月)

カレッタ汐留で巨大ガチャ開催中!3月18日まで

編集部安藤です。

3月12日から18日までの1週間、東京新橋にあるカレッタ汐留という場所で巨大ガチャができます。

これまでに読んで人生が変わった!と思う本(直接・間接問わず)を持ってきてくれた人は無料でガチャを回すことができます。回すと誰かの人生を変えた本が出てきます。

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いわば人生変えマシーン。

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場所柄かビジネスライクな本が多いです。

オフィスビルが立ち並ぶ場所なので、集まっている本もビジネス向けのものが多い印象でした。たまに編集部林の持ってきたしりあがり寿みたいな本も混ざっていて深みがあります。

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編集部林提供のしりあがり寿。安藤の持ってきた本も入っています。

ガチャを回さなくてもみんなが持ってきた本とメッセージだけ眺めることもできます。

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みんな人生変わりすぎだ。

ガチャは18日までやっています。本を持ってこなくてもなんと100円で回せるらしいので、それでいいのか、という気持ちはいったん忘れて、かなりお得なイベントだと思いますよ。ガチャのチラシをもらうと周辺の飲食店の500円券がついていたりもします。太っ腹すぎてこわい。

それではみなさん、気軽に人生を変えに来てください!

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※デイリーの主催イベントではないですが、僕たちもたまに会場にいるので見かけたら声かけてください。チラシを差し上げます。

2018年2月20日 (火)

【広告企画のつくりかた】広告主からのリクエストは企画の中で料理する

編集部安藤です。2月19日にゲーム「ブレイブ フロンティア2」の広告記事を公開しました。

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「無礼部」はあなたの世代の無礼を実践します


今回の広告主からのリクエストは「リリース会見を取材してほしい」でした。

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リリース会見

通常の記事でリリース会見をとりあげるとなると、無人島でやるとか暗闇でやるとか、よほどおかしな会見でない限り難しいのですが、広告企画でリクエストをされるとなんとかしなきゃ、と知恵を絞ることになります。

今回は「ブレイブ」がキーワードということで「無礼部」という部を立ち上げ、各世代別に無礼な行為を調査、その検証としてリリース会見場で無礼をはたらいてみる、という流れでリリース会見を記事中に登場させています。

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企画の中にリリース会見を取り込んじゃう。

広告主からのリクエストがあまりに無茶な場合は素直にお断りさせてもらうこともあるんですが、今回のように企画の中でうまく料理できそうなリクエストについては、断る前に編集部や周囲の人たちを巻き込んで2日くらい考えこむようにしています。考えた結果、糸口が見つかってうまく記事にまとめられたときの「どや」感には依存性があります。2日考えてなにも出てこなかったらあきらめてごめんなさいとお断りしますが。

こうして広告主のリクエストと企画とがうまく融合して作られたのが今回の記事です。記事を読み終えると不思議と「無礼部」が「ブレイブ」と頭の中で変換されるようになっていませんか(どや)。社長に企画意図が伝わっていなかった、という最悪の状況も江ノ島くんのキャラでうまく乗り越えていますし、おかげで記事にいい緊張感が加わっています。

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記事には書かなかったけど会見前に江ノ島くんのカメラのメモリーがいっぱいだった時にも緊張感が走りました。

リリース会見なのでゲーム系の雑誌やウェブメディアがたくさん取材に来ていたんですが、これまでゲームに興味がなかった人にも読まれたという点で、僕たちの広告記事も新規ユーザーを増やすことに貢献できたのではと思っています。

そしてデイリーの広告記事は企画性が時事性よりも前に出ているので、あとから何度でも読んでもらうことができます。使い捨ての広告よりも、こうしてきっちり力をいれて作ったコンテンツ広告の方がおもしろいし効果的だし、一石二鳥だと思うわけです。

広告企画ごあんない

※おかげさまで3月下旬まで広告企画の枠は完売状態です。4月以降の案件もお早めにご相談ください!一緒におもしろい広告を作りましょう。

2018年2月15日 (木)

【広告企画のつくりかた】長期的な広告企画のメリット

編集部安藤です。2月15日にアイデムの広告記事を公開しました。

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地元の人頼りの旅 in 金沢

アイデムとは長い付き合いで、これまでもいろいろな記事を一緒に作ってきました。

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山登りに適したアルバイトの制服はどれか?

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バイトに好きなセリフをしゃべらせてみた

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岩手のスネカに子どもと一緒に泣かされる

いまは毎月1本「地元の人頼りの旅」をデイリーポータルZに、デイリーの過去記事を振り返りながらその県の出身者と対談する記事をアイデムの運営するサイト「知ったかぶり47」に掲載しています。

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知ったかぶり47

デイリーの企画は続編を書くとあまりウケないというジンクス(というか事実)があるんですが、小堺さんの書くこの企画は公開するたびに人気で、TwitterやFacebookいいね!も伸び続けているという不思議な企画です。

いやこれはじつは不思議でもなんでもなく、回を重ねるごとに小堺さんの記事はどんどんよくなっているし、この企画の公開を期待してくれている読者も増えているように思うので、伸びて当然といえば当然なんですよね。

広告案件の場合、キャンペーンの告知や新商品の紹介が多いので、そのたびに一から新しい企画を考えることになるんですが、この「地元の人頼りの旅」みたいにひとつのフォーマットができあがると、あとは場所をずらして展開することができるのでエコです。

もちろん一から記事を作るのはそれはそれでやりがいがあるんですが、ウケなかったらどうしよう、という恐怖も常にちらつきます。その点、このアイデムのように一つの軸で定期的におもしろい記事をリリースしていけると、読者に触れる機会が増えるのでアイデムのアピールにもなるし、ライターもコツをつかんでいくので記事が良いものになっていきます。いいことだらけです。

いいことだらけの長期的取り組み、お気軽にご相談ください。

広告企画ごあんない

※おかげさまで3月下旬まで広告企画の枠は完売状態です。4月以降の案件もお早めにご相談ください!

2018年2月 8日 (木)

【広告企画のつくりかた】リアリティ重視!コンテンツ広告ってなに?

編集部安藤です。2月8日に岡山県津山市の広告記事を公開しました。

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寅さん最後のロケ地、津山で検証「男はほんとうにつらいのか

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寅さん役はライター西村さん。

津山市は寅さんのロケ地の他に八つ墓村のモデルにもなった場所ということで、はじめの段階では西村さんには金田一耕助のコスプレ、本記事3ページ目にマドンナ役で登場する観光協会の高橋さんには、おでこにロウソクを刺した状態で出てもらう案も出していました。

何度目かのやりとりの後、岡山県の担当者から「やはり寅さんで。。」という回答をもらい、今回の記事に落ち着きます。結果、こちらでよかったと思っています。

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よかった。

撮影にはドローンを飛ばす案で考えていたんですが(「空撮の寅さん」というタイトルでした)線路の近くなので、という理由でなくなりました。三脚を使った疑似的な空撮カットがいくつか登場するのはその名残です。

とまあ制作過程ではいろいろあったんですが、西村さんの寅さんははまり役だったし、津山のいいところをアピールするいい記事になったと思います。

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もはや空撮しなくていいのに疑似空撮。

■コンテンツ広告ってなに?

今回の広告記事は岡山県の津山市が広告主でした。最近ではこうやって地方自治体が広報活動のひとつとしてネットに広告を出しているのをよく見かけます。デイリーでもこれまでいくつかの自治体の広告記事を書いてきました。

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高知県「高知へ行ってトマトばかり食べてきました

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愛知県「大人の職業体験で憧れのパイロットに、おれはなる

インターネットの広告というと、ページの空いているスペースに表示する、いわゆるバナー広告が一般的だと思います。バナー広告はテレビでいうところのCMと同じで、ページの内容とは特に関係していなくても、できるだけ視聴者の目を引く強い映像を出してクリックしてもらうことが目的です。

一方、デイリーで主に作っているのは「コンテンツ広告」と呼ばれるものです。コンテンツとはつまり記事のこと。記事自体が広告になっています。今回の津山市の企画もコンテンツ広告です。

コンテンツ広告のいいところは、広告なのにちゃんと読み物として成立しているところです。たとえばバナナの広告を作る場合、かっこいい俳優さんが出てきて「バナナって、おいしいよね」とキメ顔で言うのがバナー広告やこれまでのテレビCMだとすると、「バナナの皮って本当に滑るのか、実験してみました」とバナナを切り口に実際に体を動かして、結果をレポートするのがコンテンツ広告です。

でもコンテンツ広告って広告として意味があるんでしょうか。僕はあると思います。むしろこちらの方が効果的だとも思っています。

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KIRINのコンテンツ広告企画「科学的には熱い缶コーヒーは速く転がる?
代理店が商品を転がしちゃダメっていうので広告主であるKIRINに直接お願いしにいって実現した企画。KIRINはよくわかっているのだ。


バナナの皮で本当に滑るかどうか、結果はやってみないとわからないので、この記事はバナナが好きな人にもそうでない人にも読まれます。少なくとも僕は読みます。これがコンテンツ広告のいいところ。企画軸のおもしろさを前に出すことで、その商品に興味がなかった人にも読んでもらうことができるのです。

さらにバナナの皮が本当に滑るのかどうか、記事を読んだらその結果を友だちに教えたくなるかもしれません(知ってる?バナナの皮って実は滑らないんだって!)。でもこの人はもともとバナナに興味があったかというとそんなことはなく、バナナの皮が滑るかどうか、その記事の中身に興味があっただけなんだと思います。それなのにこの人はバナナの話を人に教えたくなった。こうして「バナナ」という商品が人から人へと広がっていきます。今回の場合だと津山市が商品、男はつらいよっていうけど本当につらいの?というのが企画軸です。

■リアルじゃなきゃだめ

コンテンツ広告を作るうえで大切なことはリアリティだと思っています。なぜかネットではウソや大げさを書くとすぐにおこられます。たとえば「やっぱりバナナの皮は滑るんですね!中身は美味しいし、バナナ最高!」なんて書いたとします。それが広告であっても、読んでいる人はそこにしらじらしさを感じてしまい、これを人に伝えたいとは思わないでしょう。だから僕たちは広告主の言うなりの記事は書かないし、リアリティのない広告を求められたら断ります。

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本当に美味くないと美味いって顔できないですから。

幸いなことにわれわれデイリーのライター陣は文章を正直に書くことができます。正直にしか書くことしかできない、と言ったほうがいいかもしれない。だから広告記事なのにリアルで面白いものができるし、結果として効果的な広告記事を作ることができるんです。

津山はいいところでしたよ、超寒かったけど。

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雪降ってるのにこの薄着だからな(西村さん、ありがとう!)


広告企画ごあんない

2018年1月26日 (金)

【広告企画のつくりかた】広告主と仲良くなろう

編集部安藤です。1月25日に愛知県の広告企画を公開しました。

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大人の職業体験で憧れのパイロットに、おれはなる

愛知県に新しくできた「あいち航空ミュージアム」にライター江ノ島くんと二人で取材に行ってきました。

広告企画の場合、広告主(今回の場合愛知県)や代理店関係者が撮影に立ち会いたいと言ってくることがあります。今回もそうでした。

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写真に写っているみなさんが関係者。

こういう場合はどうぞどうぞと現場まで来てもらい、あわよくば出演もしてもらいます。広告主が記事に出てくることで一緒に作ってる感を出すことができますし、会って仲良くなることで広告主の言いたいことや、その商品に対する熱意みたいなものもわかってきます。

逆に「勝手に作っておいてよ、お金は出すからさ」みたいな案件だと、作る方としては楽ですが、ちょっとなんだかなあ、と思うこともあります。

あとふりかえってみると仲良くさせてもらっている広告主と作った記事ってやっぱり力が入っていて面白いんですよね。

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ライフネット生命

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養命酒

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アイデム

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KIRINとLION

ここにあげたものがすべてではないですし、これ以外の広告主とは仲が良くない、というわけでもありません。僕たちは誰とでも仲良くやっていると思っています、ピース。

広告はお金とかページビューとか、数字で測られることが多いですが、現場で作っているのも出来上がったものを見るのも人なので(あと広告主も)、完全に数字で割り切れない部分もあるんじゃないかと思っています。短期的に商品が売れるよりも、長く読まれる面白い記事の方がいいじゃないですか。

というわけで仲良くたのしく、愛される広告企画を作ってみたい広告主のみなさま、ご連絡ください


広告企画ごあんない

2018年1月11日 (木)

【広告企画のつくりかた】デイリーの広告企画について

編集部安藤です。デイリーポータルZの広告企画を担当しています。

広告企画はその名のとおり、広告として他の会社からお金をもらって制作した記事です。

デイリーポータルZの広告企画は「通常記事と同じ編集方針で記事を書くこと」を前提としているため、広告といっても知らないものを褒めたり面白くないものを面白かったように書いたりはしません。この方針でこれまでずっとやってきました。

・デイリーポータルZ:広告企画のごあんない

1月10日に公開した養命酒の記事も広告企画ですが、養命酒からの希望としては「キャンペーンのこたつを登場させること」「ビンくんを登場させること」くらいしか制約を与えられませんでした。その二つを満たした結果がこちらです。

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こたつをスキーに連れてって

広告企画がいい記事になるための条件として「広告主といい関係を築いていること」があげられると思います。

養命酒とはこれまでも爆破したりフチ子になったりと、やりたい放題やらせてもらっているように見えますが、これもすべて養命酒の鳥山さん、佐熊さんが全面的に僕たちを信頼して任せてくれているからだと思います。

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養命酒鳥山さんと佐熊さん。

読者のみなさんに「なんだ広告かよ」ではなく、「面白いと思ったら養命酒の広告かよ(なら仕方ない)」と思ってもらえるような企画をいつも考えています。

広告企画の考え方、つくり方についてはまた改めて書きたいと思います。おかげさまで年度末まで広告企画の枠が埋まってきていますので、これからまた面白い記事がたくさん作れそうです。お楽しみに!

Nishimura
2月の広告企画、取材の様子チラ見せ。